日経平均寄与度ランキング(午前)
半導体関連で東エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>が値下がり寄与度上位に
2013年07月19日
*11:57JST
19日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり23銘柄、値下がり193銘
柄、変わらず9銘柄となった。
日経平均は大幅に下落。160.89円安の14647.61円(出来高概算21億6000万株)で前場
の取引を終えた。日経平均はシカゴ日経225先物清算値(14965円)にサヤ寄せするギ
ャップ・アップとなり、寄付き直後には一時14953.29円まで上げ幅を広げた。
しかし、その後は14900円前後でのこう着が続くなか、10時辺りから先物主導による
売り仕掛け的な売買によって急落。一時高値から500円以上下げる局面をみせている。
その後は下げ幅を縮めてはいるが、再び売りが出てくるとの思惑と、参院選の結果を
見極めたいとするムードもあり様子見状態に。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が
全体の7割を占めている。
公募価格が決定したオリンパスが値上がり寄与度トップに。また、米系証券がベアリ
ング株の目標株価を引き上げたことからジェイテクト<6473>は寄与度2位。その他、
電通<4324>、三井不動産<8801>がランクイン。
一方で、指数インパクトの大きい京セラ<6971>、ファナック<6954> が値下がり寄与
度上位。また、米半導体SOX指数の下落を受けて東エレクトロン<8035>、アドバンテ
スト<6857>も値下がり寄与度上位に。その他、猛暑関連で連日上昇していたダイキン
<6367>は利益確定売りに押されランクイン。
*11:30現在
日経平均株価 14647.61(-160.89)
値上がり銘柄数 23(寄与度+6.84)
値下がり銘柄数 193(寄与度-167.73)
変わらず銘柄数 9
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<7733> オリンパス 3020 44 +1.76
<6473> ジェイテクト 1305 29 +1.16
<4324> 電通 3325 15 +0.60
<8801> 三井不 3205 15 +0.60
<6752> パナソニック 891 11 +0.44
<6472> NTN 351 9 +0.36
<6753> シャープ 470 7 +0.28
<8630> NKSJHD 2665 24 +0.24
<9022> JR東海 13090 50 +0.20
<4061> 電化 383 4 +0.16
<7270> 富士重 2834 3 +0.12
<3086> Jフロント 874 3 +0.12
<7752> リコー 1231 3 +0.12
<4689> ヤフー 55300 700 +0.11
<9412> スカパーJ 54300 2700 +0.11
<8332> 横浜銀 580 2 +0.08
<7211> 三菱自 161 2 +0.08
<8303> 新生銀 240 2 +0.08
<6471> 日精工 1015 2 +0.08
<7951> ヤマハ 1307 1 +0.04
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<6971> 京セラ 11120 -260 -10.41
<8035> 東エレク 4825 -255 -10.21
<6857> アドテスト 1546 -98 -7.85
<9984> ソフトバンク 6390 -60 -7.21
<4063> 信越化 6920 -150 -6.01
<6954> ファナック 15090 -110 -4.40
<6762> TDK 3780 -105 -4.20
<9983> ファーストリテイ 36650 -100 -4.00
<6976> 太陽電 1377 -95 -3.80
<6367> ダイキン 4620 -85 -3.40
<4543> テルモ 5250 -70 -2.80
<4502> 武田 4720 -65 -2.60
<1963> 日揮 3720 -65 -2.60
<7751> キヤノン 3380 -40 -2.40
<4523> エーザイ 4300 -60 -2.40
<6506> 安川電 1278 -58 -2.32
<9766> コナミ 2254 -58 -2.32
<9613> NTTデータ 385500 -5500 -2.20
<4901> 富士フイルム 2387 -53 -2.12
<7269> スズキ 2488 -52 -2.08
[先物OP市場ウォッチ]
欧米系の新規マネーを背景に、15000円台を強く意識:見通し
*08:06JST
18日の225先物は前日比200円高の14800円で取引を終了。寄付き直後に足元の高値
14660円をクリアするとじりじりと上げ幅を広げる展開に。参議院選挙後の相場展開
を見越した買いが主力株を中心に入ったとの観測。米国株式相場は上昇。ダウ平均は
78.02ドル高の15548.54、ナスダックは1.28ポイント高の3611.28で取引を終了した。
週間新規失業保険申請数が予想より少なかったことや、主要企業が相次ぎ好決算を発
表したことで終日堅調推移となった。また昨日から二日間に渡って行われているバー
ナンキFRB議長の議会証言の内容も概ね好感され、ダウ平均やS&P500指数は最高値を
更新した。
円建てCME先物の清算値は前日の大証終値比165円高の14965円。為替市場では、ド
ル・円は100円50銭台、ユーロ・円は131円80銭台と円安で推移(日本時間8時00分時
点)。参議院選挙の投開票を週末に控えているなか、選挙後の政策展開などへの期待
感が指数を15000円台に押し上げるような雰囲気となっている。今週は春先に動かな
かった欧米系の新規マネーが主力株を中心に入っているとの観測が浮上するなど強い
地合いに。足元の上昇ピッチの早さや週末を前に様子見姿勢が強まるとの見方もある
が、15000円台乗せを強く意識した展開を想定する。
目先の上値抵抗ラインである5月23日高値(15960円)から6月安値(12400円)の下落
幅(3560円)の61.8%戻しレベルである14600円を上放れる展開に。目先のターゲッ
トとして15000円は意識されやすいが、選挙前にこの水準に到達するといったんは達
成感も台頭しそうだ。本日の上値メドは15000円、下値メドは14850円とする。
*09:08JST
225先物は前日比120円高の14920円で取引を開始。米国株高や為替の円安推移などを
背景に買い優勢の展開となっている。参議院選挙後の動きを先取るような海外勢の買
いが入っているとの観測もあり15000円を意識した一日となりそうな気配。
*10:25JST
225先物は前日比180円安の14620円まで急落。アルゴリズムトレードが加速してお
り、10時22分には1分間で3300枚のまとまった売買に。
*10:30JST
225先物は断続的な売りが継続しており、前日比390円安の14410円まで下げ幅を拡
大。なお、ダウ先物などでは目立った動きは観測されず。
*11:14JST
225先物は前日比150円安の14650円でやや落ち着いた動きとなっている。10時15分過
ぎからスタートした急落はオプションに絡んだ売りとまとまった売り(2000枚前後)
などによる影響との観測。