日経平均寄与度ランキング(午前)
[日経平均寄与度ランキング]
値下がり寄与度上位は指数インパクトの大きいファナック<6954>、KDDI<9433>が並ぶ
2013年07月17日
*11:59JST
17日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり73銘柄、値下がり135銘
柄、変わらず17銘柄となった。
日経平均は反落。85.20円安の14513.92円(出来高概算17億6000万株)で前場の取引
を終えている。16日の米国株式相場は、カンザスシティ連銀総裁による量的緩和の終
了時期に関する発言が嫌気され、NYダウが4日ぶりに反落。シカゴ先物清算値が大証
終値比較で85円安だったこともあり、売り先行で始まった。ただし一時14460.56円ま
で下げ幅を広げる局面もみられたが、円相場が朝方から円安傾向に推移してきてお
り、前引けにかけて下げ幅を縮めてきている。
中国アリババの業績が絶好調でソフトバンク<9984>が値上がり寄与度トップに。ホン
ダ<7267>は寄与度2位。また、4-6月期の営業利益が前年同期比で4倍と前日に報道さ
れた富士重<7270>は寄与度3位に。その他、郵船<9101>とブラジル沖で石油設備受注
と報道された三菱商事<8058>がランクイン。
一方で、指数インパクトの大きいファナック<6954>は値下がり寄与度トップ。また、
通信障害により社長の報酬を一部返上したKDDI<9433>は寄与度2位に。その他、半導
体関連が弱い中、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>がランクイン。
*11:30現在
日経平均株価 14513.92(-85.20)
値上がり銘柄数 73(寄与度+30.11)
値下がり銘柄数 135(寄与度-115.31)
変わらず銘柄数 17
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9984> ソフトバンク 6000 90 +10.81
<7267> ホンダ 3840 30 +2.40
<9983> ファーストリテイ 35350 50 +2.00
<7270> 富士重 2777 36 +1.44
<4502> 武田 4750 20 +0.80
<1925> 大和ハウス 1845 20 +0.80
<7211> 三菱自 162 18 +0.72
<8058> 三菱商 1854 17 +0.68
<6301> コマツ 2422 17 +0.68
<7205> 日野自 1698 16 +0.64
<6752> パナソニック 871 13 +0.52
<8630> NKSJHD 2642 46 +0.46
<6753> シャープ 438 11 +0.44
<6701> NEC 242 11 +0.44
<6501> 日立 676 10 +0.40
<3402> 東レ 673 10 +0.40
<5232> 住阪セメ 360 10 +0.40
<7203> トヨタ 6470 10 +0.40
<8031> 三井物 1335 9 +0.36
<5233> 太平洋セメ 371 9 +0.36
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<6954> ファナック 15010 -250 -10.01
<9433> KDDI 5120 -90 -7.21
<8035> 東エレク 4930 -150 -6.01
<6857> アドテスト 1625 -59 -4.72
<7751> キヤノン 3395 -65 -3.90
<4543> テルモ 5170 -90 -3.60
<6971> 京セラ 11080 -90 -3.60
<6976> 太陽電 1451 -85 -3.40
<2914> JT 3595 -80 -3.20
<8830> 住友不 4425 -75 -3.00
<8253> クレセゾン 2434 -73 -2.92
<7733> オリンパス 2917 -66 -2.64
<4324> 電通 3250 -65 -2.60
<1963> 日揮 3810 -65 -2.60
<6367> ダイキン 4625 -60 -2.40
<3382> 7&I-HD 3910 -55 -2.20
<9613> NTTデータ 377000 -5000 -2.00
<9735> セコム 5640 -50 -2.00
<8802> 菱地所 2770 -45 -1.80
<2502> アサヒ 2729 -42 -1.68
[先物OP市場ウォッチ]
昨日同様、売買手控えで14500円台での膠着相場へ:見通し
*08:09JST
16日の225先物は先週末比130円高の14600円で取引を終了。足元の上値抵抗ラインだ
った14600円をクリアしたことで一段高への期待感も高まったが、東証と大証の現物
株統合に伴うシステムトラブルへの警戒などから積極的な売買は手控えられた。米国
株式相場は下落。ダウ平均は32.41ドル安の15451.85、ナスダックは8.99ポイント安
の3598.50で取引を終了した。主要企業決算が好感され朝方は底堅い動きとなった。
その後、カンザスシティ連銀ジョージ総裁が、量的緩和は来年上半期までに終了する
べきとの考えを示すと一段安となり、引けにかけても上値の重い展開となった。
円建てCME先物の清算値は前日の大証終値比85円安の14515円。為替市場では、ドル・
円は99円10銭台、ユーロ・円は130円30銭台で推移(日本時間8時00分時点)。本日夜
にバーナンキFRB議長の議会証言が控えていることで本日も昨日同様、出来高低迷の
膠着相場となりそうなイメージだ。14500円台での値固めに終始しトレードチャンス
は乏しいか。ただ、寄り前に6月開催分の日銀金融政策決定会合の議事要旨が発表さ
れることで、為替がやや動く可能性はある。なお、自公政権与党優勢報道を受けて、
参議院選挙後の展開を期待した買いが入りそうだが、現物株の一部に限定か。
目先の上値抵抗ラインである5月23日高値(15960円)から6月安値(12400円)の下落
幅(3560円)の61.8%戻しレベルである14600円からの上放れは参議院選挙後となり
そうなイメージだ。ただ、今夜のバーナンキFRB議長の発言によっては米株高を材料
とした上放れは明日以降見られるかもしれない。本日は昨日同様、狭いレンジを想
定、上値メドは14600円、下値メドは14400円とする。
*09:07JST
225先物は前日比100円安の14500円で取引を開始。米国株安などが影響して反落スタ
ートとなっている。ただ、今晩にバーナンキFRB議長の議会証言が控えていることで
積極的な売りは手控えられるとの見通し。市場では14500円を挟んだ動きを想定する
声が多い。
*10:41JST
225先物は前日比110円安の14490円と14500円を挟んだ小動きが続いている。手掛かり
材料に欠けるなか商いは約1.7万枚と低迷。輸出株などを対象とした売りバスケット
が観測されている一方、マザーズ銘柄を中心とした買いバスケットが入っているもよ
う。