日経平均寄与度ランキング(午前) 指数インパクトの大きいファーストリテイ<9983>が値下がり寄与度トップに
指数インパクトの大きいファーストリテイ<9983>が値下がり寄与度トップに
2013年08月05日
*11:59JST
5日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり39銘柄、値下がり176銘柄、変わらず10銘柄となった。
日経平均は反落。140.48円安の14325.68円(出来高概算11億2000万株)で前場の取引を終えた。2日の米7月の雇用統計の影響を受けた為替市場での円高の流れを背景に、利益確定の売りが先行した。シカゴ先物は大証比160円安の14320円だったため、これにサヤ寄せする展開となった。その後は一時14243.47円まで下げ幅を広げる局面もみられたが、25日線や一目均衡表の雲上限などが支持線として意識されるなか、底堅い値動きにも。東証1部の騰落銘柄は、値上がり544、値下がり1088、変わらず118と、値下がり数が全体の6割を占めている。
キヤノン<7751>が値上がり寄与度トップに。好決算を発表したカシオ<9433>は寄与度2位に。また、クレディ・スイスが目標株価を引き上げたホンダ<7267>が寄与度3位。その他、米のファンド提案を拒否したソニー<6758>やエチレンセンター集約の旭化成<3407>などがランクイン。
一方で、指数インパクトの大きいファーストリテイ<9983>、ファナック<6954>、ソフトバンク<9984>が値下がり寄与度上位に並ぶ。また、先週に大幅高した信越化学<4063>は利益確定の売りに押され寄与度6位に。その他、アステラス製薬<4503>、デンソー<6902>などがランクイン。
*11:30現在
日経平均株価 14325.68(-140.48)
値上がり銘柄数 39(寄与度+20.02)
値下がり銘柄数 176(寄与度-160.50)
変わらず銘柄数 10
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<7751> キヤノン 3190 35 +2.10
<6952> カシオ 978 52 +2.08
<7267> ホンダ 3735 25 +2.00
<6503> 三菱電 1043 42 +1.68
<2801> キッコーマン 1822 34 +1.36
<3405> クラレ 1290 34 +1.36
<7731> ニコン 2082 33 +1.32
<6758> ソニー 2150 27 +1.08
<3407> 旭化成 704 25 +1.00
<6762> TDK 3690 20 +0.80
<6674> GSユアサ 461 17 +0.68
<8058> 三菱商 1899 11 +0.44
<8031> 三井物 1396 11 +0.44
<1332> 日水 218 10 +0.40
<5233> 太平洋セメ 357 9 +0.36
<6841> 横河電 1377 9 +0.36
<4005> 住友化 353 7 +0.28
<5201> 旭硝子 603 7 +0.28
<5715> 古河機 211 5 +0.20
<6703> 沖電気 187 5 +0.20
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテイ 35100 -500 -20.02
<6954> ファナック 15700 -290 -11.61
<9984> ソフトバンク 6850 -50 -6.01
<9433> KDDI 5590 -70 -5.61
<4503> アステラス薬 5290 -140 -5.61
<4063> 信越化 6420 -120 -4.80
<6902> デンソー 4660 -115 -4.60
<8035> 東エレク 4520 -95 -3.80
<6971> 京セラ 10070 -90 -3.60
<9735> セコム 5770 -70 -2.80
<9766> コナミ 2185 -66 -2.64
<4523> エーザイ 4235 -60 -2.40
<4543> テルモ 5200 -60 -2.40
<8015> 豊通商 2660 -52 -2.08
<6767> ミツミ 724 -51 -2.04
<8830> 住友不 4410 -50 -2.00
<2914> JT 3540 -50 -2.00
<8766> 東京海上 3275 -95 -1.90
<4507> 塩野義 2141 -47 -1.88
<3382> 7&I-HD 3830 -45 -1.80
[先物OP市場ウォッチ]
売り一巡後はトヨタの動向を睨んだ展開に:見通し
*08:08JST
2日の225先物は前日比430円高の14480円で取引を終了。25日線を捉えた後は、午後断続的な買いが入り225先物は上げ幅をじりじりと拡大。2日連続で400円超の上昇幅となった。米国株式相場は上昇。ダウ平均は30.34ドル高の15658.36、ナスダックは13.85ポイント高の3689.59で取引を終了した。7月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を下回り、前月分も下方修正されたことで下落して始まった。ただ、失業率は予想以上に低下し、2008年12月以来の低水準。強弱まちまちの結果を受けて、連銀は時間をかけて緩和策縮小のタイミングを見極めようとするとの見方が広がり買いが優勢の展開に転じた。ダウ平均株価とS&P500指数は連日で最高値を更新。
円建てCME先物の清算値は先週末の大証終値比160円安の14320円。為替市場では、ドル・円は98円90銭台、ユーロ・円は131円30銭台とやや円高に推移(日本時間8時00分時点)。米雇用統計発表後の円高の流れを受けて朝方は反落スタートとなる公算が大きい。先週末にかけて2営業日で880円の大幅高となっていることからも利益確定の売りが入りやすい状況に。ただ、先週末に決算発表を行ったトヨタ<7203>のターゲットプライス引上げが観測されていることで、同社の株価動向次第では指数の下げ幅縮小となろう。また、足元の手口ではゴールドマン・サックスの買いが突出していることで断続的な買いなどが見られる可能性も。
今週の重要イベントとして、まずは7日から8日に開催される日本銀行の金融政策決定会合が挙げられるが、市場ではノーサプライズとの見通しがコンセンサスとなっている。一方、週末に控えているオプションSQ値の算出に関しては注目したい。権利行使価格が125円刻みとなって初めてのSQ値算出となることで、市場関係者の関心は高い。オプションの建玉を見る限り、新しい権利行使価格での建玉が殆どないことから、週末にかけていつも以上に先物での思惑的な動きが入るとの指摘もある。こうした動きが本日強まる可能性は高いことから、上値メドは14500円、下値メドは14250円とする。
*09:09JST
225先物は先週末比170円安の14310円で取引を開始。為替の円高推移や足元の大幅高などを受けて反落スタートとなっている。先週末にかけての上昇の背景にはゴールドマン・サックスの大幅な買い越しがあったことなどから、同社が売りを仕掛けてくると一気に下げ幅を拡大する可能性も。
*09:32JST
225先物は先週末比110円安の14370円まで下げ幅を縮小している。9時20分過ぎにはまとまった買いが観測されたほか、現物市場ではトヨタ<7203>、ホンダ<7267>がプラス圏を推移。
*10:46JST
225先物は先週末比250円安の14230円まで下げ幅を拡大している。10時40分過ぎにまとまった売り(1000枚前後か)を観測。日足の一目均衡表の雲上限(14180円)が徐々に意識される展開に。