日経平均寄与度ランキング(午前) 前引けにかけて値を戻す 値上がり寄与度トップはKDDI<9433>
前引けにかけて値を戻す 値上がり寄与度トップはKDDI<9433>
2013年07月31日
*11:58JST
31日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり57銘柄、値下がり162銘柄、変わらず6銘柄となった。
日経平均は反落。105.97円安の13763.85円(出来高概算11億5000万株)で前場の取引を終えている。31日の連邦公開市場委員会(FOMC)の結果および声明内容を見極めたいとの流れ、決算ピークとなることから手掛けづらく、シカゴ先物清算値(13720円)にサヤ寄せする格好で始まった。為替市場ではやや円高傾向に振れていることで、輸出関連に売りが先行した。その後は、上海が堅調に推移していることもあってか、やや下げ渋りをみせているものの、上値追いは慎重。
4-6月期の営業利益が過去最高を更新したKDDI<9433>が値上がり寄与度トップに。また、通期の営業利益が1兆円に乗せると報道のソフトバンク<9984>は寄与度2位。4-9月期営業損益予想を上方修正した東エレク<8035>が寄与度3位に。その他、同じく決算好調の住友電工<5802>、コニカミノルタ<4902>がランクイン。
一方で、指数インパクトの大きいファーストリテイ<9983>、テルモ<4543>が値下がり寄与度上位に。また、明日1日(木)に決算発表を控える京セラ<6971>、アステラス
製薬<4503>、は寄与度上位にランクイン。
*11:30現在
日経平均株価 13763.85(-105.97)
値上がり銘柄数 57(寄与度+89.43)
値下がり銘柄数 162(寄与度-195.40)
変わらず銘柄数 6
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9433> KDDI 5380 320 +25.63
<9984> ソフトバンク 6500 200 +24.02
<8035> 東エレク 4500 195 +7.81
<5802> 住友電 1331 107 +4.28
<4902> コニカミノルタ 831 73 +2.92
<5108> ブリヂストン 3545 65 +2.60
<7751> キヤノン 3075 40 +2.40
<7270> 富士重 2658 58 +2.32
<6301> コマツ 2241 49 +1.96
<6501> 日立 677 37 +1.48
<6674> GSユアサ 438 36 +1.44
<6503> 三菱電 1045 32 +1.28
<6506> 安川電 1189 25 +1.00
<8001> 伊藤忠 1185 17 +0.68
<8058> 三菱商 1813 17 +0.68
<8053> 住友商 1293 16 +0.64
<6367> ダイキン 4115 15 +0.60
<4452> 花王 3130 15 +0.60
<5201> 旭硝子 638 14 +0.56
<4043> トクヤマ 345 12 +0.48
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテイ 33200 -1200 -48.05
<6971> 京セラ 10040 -200 -8.01
<4543> テルモ 4925 -195 -7.81
<4503> アステラス薬 5300 -160 -6.41
<6954> ファナック 14800 -150 -6.01
<9735> セコム 5380 -130 -5.21
<6857> アドテスト 1267 -57 -4.56
<4704> トレンド 3250 -90 -3.60
<2531> 宝HD 840 -88 -3.52
<8802> 菱地所 2486 -76 -3.04
<9613> NTTデータ 356500 -7000 -2.80
<2801> キッコーマン 1676 -66 -2.64
<3382> 7&I-HD 3685 -65 -2.60
<7267> ホンダ 3680 -30 -2.40
<9301> 三菱倉 1420 -59 -2.36
<7269> スズキ 2386 -54 -2.16
<5901> 洋缶HD 1629 -52 -2.08
<4901> 富士フイルム 2164 -50 -2.00
<4502> 武田 4395 -50 -2.00
<9766> コナミ 2160 -48 -1.92
[先物OP市場ウォッチ]
月末要因で下げ幅縮小の展開か:見通し
*08:13JST
30日の225先物は前日比290円高の13890円で取引を終了。為替の円高進行が一服したことや4営業日で1180円急落した反動などから、225先物は買戻し優勢で取引を開始。上海総合指数が一段高となったことで指数も上げ幅を拡大する展開となった。米国株式相場はまちまち。ダウ平均は1.38ドル安の15520.59、ナスダックは17.33ポイント高の3616.47で取引を終了した。堅調な企業決算やオバマ大統領が午後の演説で法人税減税案を打ち出すとの観測を受けて上昇して始まった。しかし、31日のFOMCの結果および声明内容を見極めたいとの見方から積極的な買いは続かず、引けにかけて伸び
悩む展開となった。
円建てCME先物の清算値は前日の大証終値比170円安の13720円。為替市場では、ドル・円は98円10銭台、ユーロ・円は130円10銭台と円高進行は一服(日本時間8時00分時点)。
米FOMCは現状維持との公算が大きいものの、格好の様子見材料となっていることで本日の売買も低迷か。ただ、月末ということでドレッシング買いへの期待感は高い。売り一巡後はこうした月末要因や米FOMC前のポジション調整などが加わり下げ幅縮小の展開となろう。現物市場では昨日決算発表を行ったソフトバンク<9984>の動向に注目。昨日の指数上昇の際には物色が進まなかったことで裁定に絡んだ売買の対象外となっ
ている可能性も。
投資家の心理状態を表す日経VI(ボラティリティ・インデックス)は、前日比-3.84の28.58と低下。来週末には権利行使価格が変更となって初のオプションSQを迎える
ことで、オプション価格の動向や建玉変化が徐々に注目されることに。テクニカル面では、日足の一目均衡表の雲下限でリバウンドとなったが、目先この水準が下値メドとして意識されそうだ。なお、今週に入って上海総合指数の動向に対しての感応度が高いことからランチタイムの上海株の動向には注意が必要だ。本日の上値メドは13920円、下値メドは13610円とする。
*09:10JST
225先物は前日比170円安の13720円で取引を開始。昨日の反動(290円高)が大きかったことなどから売り優勢のスタートとなっている。現物市場では昨日決算を発表したソフトバンク<9984>が上げ幅を拡大する動きを見せている。なお、市場では月末に伴う引け間際の買い(ドレッシング買い)を期待する声が非常に多い。
*09:43JST
225先物は前日比260円安の13630円まで下げ幅を拡大している。株安を受けて為替も朝方比ではやや円高に振れているが、一気に円高が加速する動きは観測されていない。現物市場ではソフトバンク<9984>、KDDI<9433>が指数を下支えする格好に。なお、月末が影響してか、主力株や輸出株を対象とした複数のバスケット買いを観測。
*11:04JST
225先物は前日比90円安の13800円と下げ幅を縮小する動きが見られる。上海総合指数が約1%の上昇で推移していることなどが材料か。市場では月末最終営業日ということで、引けにかけてのドレッシング買いなどを期待する声も引続き多い。
*12:26JST
225先物は前日比60円安の13830円と下げ幅をじりじりと縮小。日経平均の前場終値13763円との上方乖離は70円ほどに。