恐怖指数VIXは16.87、前日比大幅上昇
2014年08月06日 05:55
投資家の不安心理を示すVIX指数は、16.87へ上昇（前営業日15.12）。VIX指数は、強い米経済指標を背景に前日終値水準での推移が続いたが、午後に入りダウ平均が前日比下げ幅を200ドル安水準まで広げるなど、米株の軟調な動きを受けて上昇基調を強め、一時17.14まで上昇した。プーチン露大統領はウクライナ問題をめぐる欧米の対露制裁への報復措置を検討するように政府に指示したことが伝わり、ポーランド外務大臣が露軍によるウクライナ侵略の可能性を警告したことが米株の重しとなった。
ダウ平均は前日比-139.81ドルの16429.47ドルで引けた。
VIX指数は、S&P500オプションの値動きを元にシカゴ・オプション取引所（CBOE）が算出・公表するボラティリティ・インデックスの略称。通称は「恐怖指数」で、上昇は市場の不安心理の強まりを、低下は不安心理の弱まりを示す。
