恐怖指数VIXは16.22、前日比上昇

2014年03月14日 05:49

投資家の不安心理を示すVIX指数は16.22へ上昇(前営業日14.47)。米国が週末にクリミア自治共和国でロシア編入の是非を問う住民投票が実施されれば、ロシアに対して重大な措置を発動するとの見解を示したことで地政学的リスクが拡大。中国の景気減速懸念が高まる指標が続いていることも嫌気され、株価の大幅な下落を受けて投資家の不安心理は上昇した。序盤は米小売・雇用指標の好調な結果から株価に買いが先行したことでVIX指数は14.24まで低下したが、その後は上昇幅を拡大させて一時16.66を示現した。
 ダウ平均は前日比-231.19ドルの16108.89ドルで引けた。
 VIX指数は、S&P500オプションの値動きを元にシカゴ・オプション取引所(CBOE)が算出・公表するボラティリティ・インデックスの略称。通称は「恐怖指数」で、上昇は市場の不安心理の強まりを、低下は不安心理の弱まりを示す。
 
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