恐怖指数VIXは15.12、前日比上昇

2014年03月20日 05:49

投資家の不安心理を示すVIX指数は15.12へ上昇(前営業日14.52)。米FOMCの結果公表を挟んで上下動した。取引開始後しばらくは、前日終値を下回る水準で推移していたが、FOMCで100億ドルの資産購入額の減額が決まったことが明らかになると15.95まで急騰。ダウ平均が一時200ドル超下落したことで、投資家のリスク許容度が低下した。ただ、引けにかけて株価が下げ幅を縮めたことから、VIX指数も前日終値付近へ低下する場面もあった。
 ダウ平均は前日比-114.02ドルの16222.17ドルで引けた。
 VIX指数は、S&P500オプションの値動きを元にシカゴ・オプション取引所(CBOE)が算出・公表するボラティリティ・インデックスの略称。通称は「恐怖指数」で、上昇は市場の不安心理の強まりを、低下は不安心理の弱まりを示す。