恐怖指数VIXは14.54、前日比上昇
2014年07月18日 05:54
投資家の不安心理を示すVIX指数は、14.54へ上昇(前営業日11.00)。西側がウクライナ問題に関してロシアへの制裁を強化したなか、ウクライナ東部の国境付近でマレーシア航空機が墜落したことで緊迫感が一段と高まり、投資家心理が急激に悪化した。乗員乗客合わせて300人近い死亡が確認されている。墜落の原因はまだ不明だが、ウクライナ内務相は親ロシア派が撃墜したと述べている。恐怖指数は一時12.86まで上昇。イスラエル軍がガザ地区への侵攻を開始したことも背景にある。
ダウ平均は前日比-161.39ドルの16976.81ドルで引けた。
VIX指数は、S&P500オプションの値動きを元にシカゴ・オプション取引所(CBOE)が算出・公表するボラティリティ・インデックスの略称。通称は「恐怖指数」で、上昇は市場の不安心理の強まりを、低下は不安心理の弱まりを示す。