恐怖指数VIXは12.81、前日比上昇

2014年07月22日 05:54

投資家の不安心理を示すVIX指数は、12.81へ上昇(前営業日12.06)。根強いウクライナ問題への警戒感に加え、パレスチナ自治区ガザへのイスラエル軍による侵攻の激化が懸念材料。ガザでの死者数は500人に達したとも伝えられており、地政学的リスクが意識されるなかで投資家の不安心理は上昇。恐怖指数は一時13.62を示現した。午後に入ると株式・債券市場でリスクオフの動きが緩んだことから、VIX指数も上昇幅を縮めた。
 
ダウ平均は前日比-48.45ドルの17051.73ドルで引けた。
 
VIX指数は、S&P500オプションの値動きを元にシカゴ・オプション取引所(CBOE)が算出・公表するボラティリティ・インデックスの略称。通称は「恐怖指数」で、上昇は市場の不安心理の強まりを、低下は不安心理の弱まりを示す。