恐怖指数VIXは11.87、前日比上昇

2014年06月04日 06:03

投資家の不安心理を示すVIX指数は11.87と上昇(前営業日11.58)。株価が安く寄り付くと一時12.13と、昨日つけた5月21日以来の水準12.17に近づく場面もあった。しかし米5月ISM製造業景況指数が53.2と誤って発表された際につけた同数値を上回ることなく低下し、昨日のレンジ内に収まる比較的落ち着いた動きだった。ただ、株価が前日比マイナス圏の推移にしたことから、昨日引けより水準を上げて取引を終えた。
 ダウ平均は前日比-21.29ドルの16722.34ドルで引けた。
 
※VIX指数は、S&P500オプションの値動きを元にシカゴ・オプション取引所(CBOE)が算出・公表するボラティリティ・インデックスの略称。通称は「恐怖指数」で、上昇は市場の不安心理の強まりを、低下は不安心理の弱まりを示す。