恐怖指数VIXは11.63、前日比小幅低下
2014年08月27日 05:38
投資家の不安心理を示すVIX指数は、11.63へ小幅に低下(前営業日11.70)。過去最大の伸びとなった米7月耐久財や、2007年10月以来の高水準となった8月消費者信頼感指数を好感。ダウ平均やS&P500が史上最高値を更新したことで投資家の不安心理は後退。恐怖指数は低下して引けた。もっとも、ウクライナ情勢に対する警戒感や、中盤以降の株価の伸び悩みも背景に、指数は開始直後の11.33からじり高で推移するなど動きは限定的だった。
ダウ平均は前日比+29.83ドルの17106.70ドルで引けた。
VIX指数は、S&P500オプションの値動きを元にシカゴ・オプション取引所(CBOE)が算出・公表するボラティリティ・インデックスの略称。通称は「恐怖指数」で、上昇は市場の不安心理の強まりを、低下は不安心理の弱まりを示す。