恐怖指数VIXは11.58、前日比上昇

2014年06月03日 06:26

投資家の不安心理を示すVIX指数は11.58と上昇(前営業日11.40)。NYタイム序盤は、米5月ISM製造業景況指数が53.2と誤って発表され、市場予想の55.5、前月の54.9より弱い結果になったとの判断から、VIXは5月21日以来の水準12.17まで上昇が先行した。しかしその後、56.0、55.4と2度にわたって修正され、結局は当初の発表より改善。取引が薄くなる引け間際、VIXが昨年3月15日以来の低水準11.29をつける場面もあった。しかしその後は戻し、先週末引けの水準を上回って引けている。
 ダウ平均は前日比+26.46ドルの16743.63ドルで引けた。
 
※VIX指数は、S&P500オプションの値動きを元にシカゴ・オプション取引所(CBOE)が算出・公表するボラティリティ・インデックスの略称。通称は「恐怖指数」で、上昇は市場の不安心理の強まりを、低下は不安心理の弱まりを示す。