恐怖指数VIXは11.57、前日比低下

2014年05月30日 06:02

投資家の不安心理を示すVIX指数は11.57へ低下(前営業日11.68)。ダウ平均が引けにかけて1万6700ドルに迫る上昇となるなど、米株が反発したことを受けて、投資家の不安心理は後退した。米新規失業保険申請件数は30.0万件と、労働市場が力強さを増していることを示したことも好感された。ただ、米1-3月期GDPが市場予想より下振れ、VIX指数の低下も限定的となった。
 ダウ平均は前日比+65.56ドルの16698.74ドルで引けた。
 
※VIX指数は、S&P500オプションの値動きを元にシカゴ・オプション取引所(CBOE)が算出・公表するボラティリティ・インデックスの略称。通称は「恐怖指数」で、上昇は市場の不安心理の強まりを、低下は不安心理の弱まりを示す。