恐怖指数VIXは10.73、前日比低下 07年2月以来の水準

2014年06月07日 06:02

投資家の不安心理を示すVIX指数は10.73と低下(前営業日11.68)。昨日のECBによるマイナス金利導入を含めた追加緩和が、市場のリスク選好地合いを支援。重ねて、本日発表の米5月雇用統計が労働市場の着実な回復をうかがわせる内容となり、VIX指数は2007年2月26日以来、7年ぶり以上の水準まで低下した。
 ダウ平均は前日比+88.17ドルの16924.28ドルで引けた。
 
※VIX指数は、S&P500オプションの値動きを元にシカゴ・オプション取引所(CBOE)が算出・公表するボラティリティ・インデックスの略称。通称は「恐怖指数」で、上昇は市場の不安心理の強まりを、低下は不安心理の弱まりを示す。