東京為替概況 豪ドル除き小動き

2014年02月07日 15:07

7日の東京市場は様子見ムード強まる。ドル円は101.93-102.12近辺と狭いレンジに留まった。昨晩の予想以上に低下した米失業保険申請件数を受けてドル円は102円台と強含みで始まったが、今晩の米雇用統計を前に昨晩買っていた向きの利食い売りが入り、上値を重くした。週末やレベル的に輸出の売りも入ったようだ。午後に入って日経平均株価は300円高となりドル円もじりじり上昇したが、早朝に付けた高値を越えるほど積極的な買いは入っていない。
 
材料が出たのは豪ドル。豪中銀は四半期金融政策報告書を公表、GDPやインフレ見通しを前回から上方修正したことから豪ドルには買いが入った。ただし上値は限定的で、これまで買っていた向きの手仕舞い売りが入ると値を落とした。大型連休明けの上海株は売り先行で始まり、1月の中国HSBCサービス部門PMIが50.7と2011年8月以来の低水準だったことも豪ドルの重しになっている。