ロンドン為替概況 NY不在の中、総じてドル売り優勢

2014年01月20日 23:17

20日のロンドン市場はドル売りが優勢だった。NY市場が休場となる中、特にドル売り材料は見られなかったが調整主体でドルはじりじり値を落としている。ドル円は東京午前に付けた安値103.87近辺から104.20台まで一時は持ち直したが、上昇の勢いが途切れると再び104円割れを試す展開。ユーロドルはロンドン早朝からじりじり上値を伸ばしている。ポンドドルも序盤は堅調に推移していたがやや失速し、豪ドルは堅調で対円でも底堅く推移している。
 
東京時間に発表された中国GDPは事前予想をやや上回ったことで豪ドルやユーロを支えた面がある。またドイツの生産者物価指数は予想を上回り、他に材料がない中でユーロを押し上げた。
ポンドに関しては先週の英小売売上高や本日東京時間に公表された英住宅価格指数の伸びが加速したことがポンド買いの材料となったが、年初発表の英経済指標の弱さが重しになっており、上値戻りは鈍い。