ロンドン為替概況 総じて値動き緩慢の中でややドル売り
2013年12月30日 21:50
30日のロンドン市場でドルは軟調。ドル円は105.12近辺と本日安値を小幅更新し、ユーロドルは1.3775近辺まで上昇した。ただし、取引材料にかけ動意は乏しく、全般的に値動きは緩慢だった。ポンド円は値を落とし、ユーロ円と豪ドル円は堅調に推移している。
日経平均株価が9連騰で2007年11月以来の高値を付けて終えると、ドル円は東京午前に付けた5年2ヶ月ぶり高値105.41近辺に迫ったが上値重く、じりじり値を落としている。105円台半ばは2007年高値から2011年安値の61.8%戻しレベルとなり意識される。欧州株が下落しており重石となった面もある。
ユーロは底堅さが目立っている。先週末にかけてバイトマン独連銀総裁とドラギECB総裁が追加緩和に否定的な発言をし、本日はショイブレ独財務相が低金利は永遠に続くことはできない、などと語っていたことが相場の支えになっている。