ロンドン為替概況 年金運用見直し期待でドル円堅調
2013年12月06日 22:10
6日のロンドン市場はドル円、クロス円が堅調な展開。東京午後に公的年金の運用をめぐる有識者会議の伊藤座長が、国内債比率の引き下げを早急に行うべきで、資産構成の見直しは株高・円安要因になると語ったことが伝わり円売りが入った流れが続いている。スイス円は予想を上回るスイス消費者物価指数も手伝って1990年8月以来の114円台を付けている。日経平均先物が大証夜間取引でしっかりした展開になっていることもドル円やクロス円には支え。ただしこの後の米雇用統計を前にして新規売買は手控えられており、上値も限定的だった。
欧州株式が値ごろ感の買戻しが入り堅調に推移する中、ユーロドルは1.3678近辺と昨日付けた10月末以来の高値に並んだが抜け切れなかった。東京市場から通しても値幅は乏しく、ここまで1日のレンジは1.3651-3678レベル。
ポンドは円とドルに対して小幅高。英11月の英住宅価格は予想以上の伸びだったことを背景にポンド買いが入った。