ロンドン為替概況 円売り優勢、イエレン氏公聴会後のリスク選好ムード継続
2013年11月15日 21:31
15日のロンドン市場は、円売りが優勢。イエレン次期FRB議長が指名承認の公聴会で、これまでの緩和策を継続する姿勢を示したことでリスク選好ムードが広がっており、ロンドンタイムもその流れが続いている。ロンドン早朝は東京午後からの調整の動きが継続、ドル円は100円を割り込んで一時99.90台へと反落した。しかし、すぐに売りは一巡し100円台を回復する。欧州株は序盤は方向感に欠けていたが、次第に堅調さを増す動き。小動きではあるが各国株価指数がプラス圏で推移している。ドル円は東京市場の高値を上回り、一時100.40台と9月11日以来の高値水準まで上昇。100円の節目を上抜けたことで、今度は100円近辺がサポート水準として意識される面もあったようだ。また、市場では早くも来週の日銀決定会合での追加緩和を期待する声もでてきている。大証日経平均先物は一時1万5380円と200円超高になる場面があった。