ロンドン為替概況 ユーロ圏GDP受けて欧州通貨買い

2014年02月14日 21:47

14日のロンドン市場は欧州通貨が買われた。ユーロ圏のGDPが良好な数字だったため、ユーロのみならずその他経済関係の強い国の通貨も買われた。ユーロドルは2週間半ぶりの1.37台を付け、ポンドドルは2011年5月以来の1.67台まで上昇した。ユーロドルやポンドドルの上昇に豪ドル/ドルも堅調に推移している。欧州株の上昇もユーロ高を支えた一因。
ユーロ圏10-12月期のGDP速報値は前期比0.3%と3四半期連続のプラス成長となった。フランスやドイツが予想以上の伸びを示し牽引している。ドイツの数字が出た直後にユーロ買いが入りユーロドルは1.3680台から上昇、相当量の売り注文があった1.37でもみ合った後は上抜けて1.3715近辺まで買われている。スペイン1月の消費者物価指数が前年比0.2%とデフレ懸念もあり1.3680前後まで押し戻される場面もあったが、再び高値を目指す動きとなっている。
 
ドル円は動意に乏しく101円台後半での値動きとなった。日経平均株価の下落で東京時間に101.57近辺と1週間ぶりの安値を付けた後は下げ渋っているものの、戻り高値は102円に届かなかった。