ロンドン為替概況 ドル買い優勢
2014年01月15日 21:44
15日のロンドン市場はドル買い優勢。ドル指数は先週金曜日の弱い米雇用統計発表後の下げ幅を縮める方向に推移している。ただし、ドル高も限定的で全般的に大きな値動きにはなっていない。昨晩の米小売売上高を受けて米個人消費が好調との見方から米長期金利とドルは上昇し、その流れが続いている。ロンドン時間ここまでは特に材料視されるイベント等はなかった。
ドル円は東京午後に104.47近辺まで上昇した後はじりじり値を落としているが下値は104.20台に留まっている。ドルカナダは一時2009年9月以来の1.10に迫り、ユーロや豪ドルに対してドルは一段高となった。ユーロ安/ドル高がじりじり進んでいるが、ドイツの2013年成長率が概算値で0.4%と予想以上に鈍化していたことがユーロに重しになっている面がある。一方、ポンド安/ドル高は一服しており、ユーロ売り/ポンド買いがポンドを支えている。