ロンドン為替概況 クリスマスイブ、参加者少なく模様眺めに

2013年12月24日 22:02

 24日のロンドン市場は、クリスマスイブで市場参加者が少なく模様眺めとなっている。欧州株はドイツなど休場が多いなかで英FT指数は小高く推移している。米10年債利回りは2.94%台後半へと水準を上げる動き。全般にはリスク許容度が保たれている状況。ただ、クリスマスイブで市場参加者が少なくなっており、為替市場では模様眺めムードが広がっている。ドル円は東京午後にやや円高方向に振れた流れを受けて、ロンドン序盤に104.10台に下押しされたが、その後は104.30台に戻す場面もあり、狭いレンジ相場となっている。クロス円もドル円と同様に序盤の下げから次第に下げ渋っている。ユーロ円は142円台後半、ポンド円は170円台での振幅。豪ドル円は93円を挟んで上下20ポイント程度の値動き。
 
ポンドドルが1.6320レベルから1.6370レベルで神経質に上下動していたことが、流動性が細っていることを物語っているようだった。クリスマスイブにもかかわらず英仏を暴風雨が直撃し、各地で交通網の混乱や停電が発生しているとの報道もあった。市場参加者は一段と少なくなっているようだった。この日発表された欧州経済指標では、第3四半期のフランス実質GDP・確報値は前期比-0.1%と速報値から変化はなかった。11月の英住宅ローン申請件数が4万5044件と予想4万4400件を上回った。ただ、いずれも発表を受けた反応は特段みられなかった