ロンドン市場 豪ドル安を誘導するRBA 豪ドル全面安

2014年01月24日 16:21

豪ドルは下落基調で、対ドルでは2010年7月以来、対ユーロでは2010年2月以来の安値圏で推移している。また、対NZドルでも2005年12月以来の安値を付けている。
豪州経済と密接的な関係にある中国景気に不透明感があり、豪州に重石となっているが、豪中銀の豪ドル高をけん制する姿勢も豪ドルを買いにくい要因。豪中銀は政策金利は歴史的に見て極めて緩和的と認識しており、追加利下げは敬遠したい考えだ。一方、豪ドル高には警戒感が強く、本日も理事の一人が、まだ十分に下落してはいない、対ドルで0.80が適正水準だ、などと語ったことが伝わり豪ドル売りを誘った。G20(豪州もメンバー)では、通貨の競争的切り下げを回避するとしており、どこまで許されるの注目だ。