ロンドン市場 豪ドル売りは目立つが為替は全般的に膠着
2014年01月16日 20:06
ロンドン時間のここまでは全般的に膠着。欧州株は小安い水準でもみ合い、ドル円は104.70台を中心に15銭程度の値幅内で推移している。発表されたユーロ圏やドイツの消費者物価指数は特にサプライズもなく相場への影響は乏しい。目立った発言もなく、ノワイエ仏総裁はECBは必要なら行動をとる、バイトマン独連銀総裁はユーロ圏のデフレリスクは限定されているなどと語ったことが伝わっているものの目新しさはない。この後の米経済指標に焦点が向かっている。
その中、豪ドルの弱さが際立つ。東京時間に発表された豪州の雇用統計が労働市場の弱さを示したことで豪中銀の利下げ観測が再燃し、豪ドルに重石となっている。対ドルでは2010年8月以来の安値を付け、対円では約1ヶ月ぶりに一時92円を割り込んだ。