ロンドン市場 約2割がQE縮小開始を予想、ドル円は102円半ば

2013年12月11日 18:52

 ドル円は102.40円まで調整売りに押された後、102.50円付近で下げ一服。序盤の動意をこなしたことで小康状態に入っている。一時141円割れとなったユーロ円は141円付近で安値もみ合い。
 来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和(QE)の縮小開始は見送られるとの見方が大勢ながら、約2割のエコノミストは米国債・MBS購入額の縮小開始を見通している。約8割がQEの据え置きを見通しているわけだが、2割の縮小観測は決して無視できる水準ではない。来週のFOMCにかけてこの市場見通しがドルに動意をもたらすとは思わないが、FOMCの結果公表を無風で通過することはなさそうだ。