ロンドン市場 好材料多いなか、ドルとユーロで綱引き
2014年11月24日 18:52

週明けのロンドン市場、ドル買いとユーロ買いが綱引きを演じている。前週末の中国の利下げやECB総裁発言を受けて株式市場は堅調な動きとなっている。序盤に小反落で始まった欧州株もプラスに転じている。リスク選好ムードで米債利回りは上昇しており、ドル円主導でドル買いの圧力が広がっている。ドル円は一時118.38レベルまで上昇。一方、ユーロ買いの動きもみられている。ユーロドルは直近安値の1.2355レベルがサポートされており、ショートカバー気味の相場展開。そのなかで発表された11月の独Ifo景況感が104.7と予想外の改善となったことでユーロが買われている。7ヶ月ぶりの改善。この結果を受けてユーロ円は一時146.76レベルまで高値を伸ばした。一方、ユーロドルはドル買いとユーロ買いで綱引き状態。1.2360レベルまで下落したあとは、独Ifo指数を受けて1.2410レベルまで反発した。ただ、上値は限定的。先週末に高まったECBの追加緩和期待は持続しているようだ。

