ロンドン市場 午前概況 月末で取引閑散、ドル円は119円半ば

2015年02月27日 20:00

ロンドンタイム午前の為替相場は小動き。昨日のドル高の反動の動きが見られたものの、特段の手がかりに乏しく、値動きは限定的。週末・月末要因も加わり、取引は閑散。米10年債利回りが2.05%まで上昇した動きも下支えに、ドル円は119.46円までわずかにレンジ上限を拡大した。
 
ユーロドルは1.1232ドルまで上値を伸ばしたものの、昨日からの安値圏での推移が継続し、ユーロ円は134.10円まで小幅高。日本時間22時には独2月消費者物価指数(CPI)・速報値が発表されるが、先行して発表された各州のCPIはおおむね前月から上振れする結果となった。ポンドはやや軟調な動き。2007年12月以来のユーロ安・ポンド高水準となったユーロポンドでユーロの買い戻しが進んだ動きが重しとなり、ポンドドルは1.5384ドル、ポンド円は183.55円まで弱含んだ。
 
資源国通貨は小じっかり。豪ドル/ドルは0.7828ドル、NZドル/ドルは0.7560ドルまで買いが優勢となり、豪ドル円は93.47円、NZドル円は90.25円まで高値を更新した。昨日大幅下落した原油価格の反発も好感し、ドル/加ドルは1.2469加ドル、加ドル円は95.78円まで加ドル買いが進んだ。