ロンドン市場 午前概況 ユーロ軟調、05年12月以来の1.18ドル割れ

2015年01月08日 20:25

ロンドンタイム午前の為替相場では欧州通貨が軟調。ユーロドルは昨日下げ渋っていた1.18ドル大台を割り込むと1.1763ドルまで弱含み、2005年12月以来の安値を塗り替えた。ユーロ円も141.71円を頭に140.97円まで反落。ユーロ安地合いが続く中、独11月製造業受注やユーロ圏12月生産者物価指数のさえない結果も嫌気されたもよう。また、ポンドドルは1.5035ドルまで下押して2013年7月以来の安値を塗り替えたほか、ドル/スイスフラン(CHF)は2010年9月以来の1.02CHF台を示現し、1.0210CHFまでドル高・CHF安が進んだ。対円でも、ポンド円は180.01円、CHF円は117.38円まで安値を更新した。
 
オセアニア通貨は東京タイムからの堅調地合いを維持。対欧州通貨での買いも支えに、豪ドル/ドルは0.8125ドル、NZドル/ドルは0.7819ドルまで小幅高となり、豪ドル円は97.26円、NZドル円は93.62円まで上値を伸ばした。
 
ドル円は119円後半でしっかりも、高値は119.97円止まりと120円の大台回復には至らず。欧州主要株価指数が軒並み1%を超える上げ幅となったが、明日の米雇用統計を控え積極的に上値を追う展開には持ち込めていない。