ロンドン市場 午前概況 ポンド堅調も連休明けの欧州勢の勢いは限定的

2014年04月22日 22:24

ロンドンタイム午前はポンドが堅調。ポンドドルは1.6836ドルまで上値を伸ばし、17日につけた2009年11月以来の高値となる1.6842ドルに迫った。ポンド円も172.71円まで日通しの高値を更新するなど強さが目立つ展開。ユーロポンドでもポンド高・ユーロ安に振れている。イースターの連休明けで欧州勢が市場に復帰したが、全体的な値動きは小幅。関連市場では欧州の主要な株価指数が総じて上昇し、独DAX指数は1%を超える上げ幅を示現したが、リスク選好的な流れはそれほど確認されていない。ユーロドルは序盤に前日安値を割り込んで1.3785ドルまで売られたものの、上方向の断続的なストップロスの買いをこなしながら1.3821ドルまで小幅に反発。クーレECB理事が「ECBには利下げの余地がある」、「ユーロの上昇で緩和策が正当化される」と発言したことが伝わるなかで、対ポンドでのユーロ安は重しとなったが下値も限られた。ユーロ円も朝方の141.22円を安値に、141.77円まで買い戻されて高値を塗り替えた。
 ドル円は欧州勢がドル売りで参入したことから102.41円まで売りを先行させたが、米長期金利の低下傾向が東京タイムでひとまず一巡したため102円半ばでもみ合いに転じた。資源国通貨の動意は乏しく、豪ドル/ドルは0.93ドル半ば、NZドル/ドルは0.85ドル後半で小幅な振幅に終始。対円は下押し圧力を緩和させ、豪ドル円が96円前後、NZドル円が88円前半まで水準をいく分戻して推移した。
 
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