ロンドン市場 午前 為替市場はこう着、BOE・ECB待ちの様相
2014年02月06日 19:57
ロンドンタイム午前の為替相場は小康状態。イングランド銀行(BOE)や欧州中央銀行(ECB)の金融政策の発表を午後に控えて、積極的な取引は見送られた。BOEはフォワードガイダンスの強化、一方でECBは追加緩和の実施と両中銀とも緩和方向の施策が意識される状況とあって、結果を見極めたいとの思いが市場では強かったようだ。関連市場では、欧州の主要な株価指数が軒並み1%高となったが、為替市場への影響は限られた。また、米長期金利は2.6%台後半で小動きだった。
ドル円は、ロンドンタイム早朝に円買いに傾いた場面で、101.30円台まで下押ししたが、東京タイム昼につけた本日のこれまでの安値101.32円を割り込まなかったことで、その後は101円半ばへ戻してもみ合った。クロス円では、ポンド円が165.06円、NZドル円が83.21円までレンジ下限を広げた以外は、目立った動意は見られず。東京タイムのレンジの中での動きに終始した。
ドルストレートも、ドル円やクロス円と同様に様子見ムードが強かった。ユーロドルは1.35ドル前半で小刻みに振幅した。オセアニア通貨やポンドは調整含みの流れが先行したが、動いた通貨でも値幅は40bpほどで明確に動意があったとも言い切れない状態だった。ポンドドルは1.6287ドル、NZドル/ドルは0.8209ドルまでレンジ下限を広げた後は、同水準でこう着した。豪ドル/ドルは、0.8970ドル付近から0.8950ドル付近まで軽く押し戻された程度だった。