ロンドン市場 午前 為替は小動き、英・欧経済指標への反応限定的
2013年12月17日 20:39

ロンドンタイム午前、為替相場は小動き。本日から開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)への注目度が高く、ロンドン勢の参入後も小動きが継続した。英国・欧州の主要経済指標の発表も多くあり、独ZEW景況感指数の好結果を受けてユーロが小幅に反応する場面こそ見られたが、イベントを前に積極的な取引が手控えられるなかで動意は限定的だった。また独DAX指数をはじめ欧州株は軟調に推移したが、明確な方向感を示すまでには至らず、やはり今年最後のイベントともいえるFOMCを前にして金融市場全体で取引が手控えられたようだ。
ユーロは小幅に買われるも限定的。独12月ZEW景況感指数が予想比で好結果となったことから発表後にユーロは買われたものの、その値幅は限定的なものにとどまると、ユーロドルは1.37ドル半ば、ユーロ円は141円半ばを中心とした限定的なレンジでの推移となった。またユーロポンドも瞬間的に買われる場面こそ見られたが上値は限定的で、0.84ポンド半ばで推移した。
そのほかドル円・クロス円は小動き。欧州・英国の経済指標への反応も特にないなかで、ドル円は103円ちょうど近辺、ポンド円は167円後半を中心とした動きを継続。資源国通貨に関しては欧州株が軟調になったことが重しとなり、豪ドル円は91.90円、NZドル円は85.03円まで売られたものの、明確な方向感を出すまでには至らなかった。
ドルストレートでは、ポンドドルは対ユーロでの下落が重しとなり1.6287ドルまで下押したがレンジは限定的となり、豪ドル/ドルは0.89ドル前半、NZドル/ドルは0.82ドル半ばで上値の重さは見られたが動意には乏しかった。
