ロンドン市場 午前 欧州通貨は調整安、加ドルは続落
2014年01月13日 21:49

ロンドン午前の為替市場は手掛かり不足の中で、欧州通貨や加ドルがさえない展開に。欧州通貨は、先週末の上昇に対する反動から調整売りが優勢となったほか、加ドルはカナダの雇用市場の悪化が引き続き嫌気された。円もしっかり。欧州通貨や加ドルに対して円が強含んだことが支えとなって、足元の高値水準での推移を続けた。関連市場では、米10年債利回りはじり安気味に推移したほか、欧州株は取引開始後にマイナスサイドへ値を沈める場面を挟みながらも堅調な展開となった。引き続き企業業績に対する期待感が相場を下支えしているもよう。
欧州通貨は反落。ポンドドルが1.6422ドルまで下げ幅を広げたほか、ユーロドルは1.3656ドル、ドル/スイスフラン(CHF)は0.9038CHFまで欧州通貨高が巻き戻された。対ドルでの下落を受けて、対円でも欧州通貨はさえない展開に。ポンド円は昨年12月23日以来の170円割れとなる169.80円まで下方向のレンジを拡大。ユーロ円は141.14円、CHF円は114.39円まで下振れした。ドル円は、ドル安の流れが一服したことから下押しの勢いは緩和したが、ポンド円やユーロ円の上値が重くなったことが影響して、103.30円付近でさえない動きを続けた。
加ドルは軟調。カナダの労働市場に対する不透明感が本日も意識されて、ドル/加ドルは1.0928加ドル、加ドル円は94.61円まで加ドル安が進んだ。そのほかでは、オセアニア通貨はしっかり。幅広い通貨で買い戻される動きが継続。豪ドル/ドルは0.9073ドル、NZドル/ドルは0.8382ドルまで強含んだ。また、豪ドル円が93.60円台までもち直したほか、NZドル円は86.40円付近まで下げ幅を縮めた。
