ロンドン市場 午前 ユーロ軟調、調整優勢で対ドルは1.38ドル割れ
2014年03月20日 19:58

ロンドン午前はユーロが軟調。序盤こそ、ユーロドルは前日のFOMC後のドル高のなかで下落した値幅を緩やかに取り戻す動きを先行させたが、1.3845ドルで上値が抑えられると反落に転じ、前日安値を下抜けて1.3763ドルまで直近安値を更新した。1.38ドル割れは6日以来となり、2月安値を起点とした上昇トレンドラインも下回った。米国や日本の流れを引き継いだ欧州の主要株価の軟調な推移や、前日の下落で足元のボックスを下抜けたことから売りが持ち込まれやすかったことも背景にあったようだ。ポンドは対ユーロでのポンド高も支えに対ドルは一時1.6568ドルまで、対円は169.72円まで上値を拡大させる場面があったが、時間外の米長期金利の持ち直しも背景にドルが底堅さを示したことで上げ幅を縮小。対ドルは1.6515ドルまでレンジ下限を広げた。豪ドル/ドルは0.90ドル前半、NZドル/ドルは0.85ドル半ばで徐々に上値が重くなっていったほか、ドル/加ドルは2009年7月以来の加ドル安水準となる1.12加ドル半ばの水準を維持して推移した。本日から開催されるEU首脳会議を前に草案文書が伝わり、欧州連合が銀行の単一破綻処理メカニズム(SRM)に関する基金と銀行閉鎖を請け負う新たな機関の設立で合意したことが明らかになったが目立った反応はなかった。また、メルケル独首相は「サミットの議題はウクライナ問題に支配されるだろう」とし、状況の悪化でロシアに対してさらなる制裁措置を実施する準備があることを明確にする見通しを示唆。一方で関係者からは金融制裁は見送られ、渡航禁止の対象拡大などの限定的な措置となる可能性が示されている。
ドル円はユーロ下落による相対的なドル高に加え、円の先安見通しと米長期金利のプラス圏への回帰に支えられて序盤の102.21円から102.50円前後まで水準を回復させた。一方でユーロ円は140.98円まで対ドルにつれ安となって昨日安値を下回り、豪ドル円は92円半ば、NZドル円は87円半ばで小幅な振れ幅に終始するなど円の動きはまちまち。

