ロンドン市場 午前 ユーロやポンドが小幅安、休暇控えて動意鈍い
2013年12月24日 20:20
ロンドンタイム午前は、日通しのレンジを広げる通貨が一部に散見されたが、クリスマス休暇を控えて明確な方向性は定まらず、各通貨の動意は限定的だった。
ユーロドルは、1.37ドル前半で推移する日足一目均衡表・転換線に戻りを抑えられたことから、短期的な高値を確認したとの見方で売り直され、1.3672ドルまで本日安値を塗り替えた。またポンドドルは、ユーロドルの値動きに引っ張られて1.6323ドルまで下押しした。ただ、英国銀行協会から発表された英11月住宅ローン承認件数が2009年12月以来の高水準を示すなど、英国の住宅市場のもち直し基調を再確認する結果となったことで、値幅は限られながらも1.6340ドル台へ戻して下げ渋った。各通貨のクロス円も小幅にレンジを拡大。ユーロ円は142.51円、ポンド円は170.14円まで下押しする場面があった。
一方で、ドル円は小幅に水準をもち直す展開に。東京タイムに104.10円台まで押し戻されたが、他通貨でドルが買われたことから、104.30円近辺まで下値を切り上げた。米長期金利が小幅低下後にもち直したことも下支えとなった可能性はある。そのほかでは、豪ドル円が92.80円まで下げ幅を広げた。ただ、手掛かり難から売り一巡後は93円前半へ戻してもち合うなど、一方向に取引が傾くような流れにはならなかった。