ロンドン市場 午前 ドル高・円高、ユーロドルは1.37ドル大台割れ

2014年01月02日 21:06

 ロンドン午前はドル買い・円買いが優勢。休日明けの米10年債利回りが上昇基調を維持し、3.04%付近での推移となったこともあり、ドル買いが先行した。また、買い先行でスタートした主要欧州株がマイナス圏に沈み、弱含んだことも、リスク回避のドル買い・円買いを後押した。ドル円は105.30円付近でこう着相場が続いたが、ドルの一段高を受けて105.45円までわずかに高値を更新した。
 ロンドンタイムで発表された独12月製造業PMI・確報値は市場予想や速報値をわずかに上回る54.3となり、ユーロ圏12月製造業PMI・確報値は市場予想や速報値と変わらずの52.7となった。ほぼ予想通りの指標結果にユーロの反応は薄かったが、ドル高・円高の流れを受けて、ユーロドルは1.3684ドル、ユーロ円は144.25円まで安値を更新した。またポンドは、英12月製造業PMIが市場予想や前月分を下回る57.3となったことも重しとなり、ポンドドルは2011年8月以来の高値となる1.6603ドルから1.6538ドルまで下押し、ポンド円は174.26円までレンジ下限を広げた。
 他通貨もドル高・円高の流れに。アジアタイムで底堅い動きを見せたオセアニア通貨も売りが優勢となり、豪ドル/ドルは0.8849ドル、NZドル/ドルは0.8145ドルまでじり安となり、豪ドル円は93.26円、NZドル円は85.86円まで弱含んだ。また、ドル/スイスフラン(CHF)は0.8993CHF、CHF円は117.23円までCHF安が進んだ。