ロンドン市場 円売り優勢、独・米長期債利回り上昇も意識か
2013年08月15日 20:40
ロンドンタイムはドル円は底堅さ示す。引き続き夏休み期間中とあって市場参加者の乏しいなかでの動きだったほか、ユーロ圏経済指標の発表は皆無となる一方で、NYタイムに主要米国経済指標の発表を多数控えていることもあって取引が手控えられた部分もあったようだ。ただ独10年債利回りが2012年4月以来の高水準を示現したほか、時間外ながら米10年債利回りが上昇し、日本と独・米国といった金利差などが意識されたこともあってか、独・米債利回りの上昇にともなってドル円やユーロ円をはじめとしたクロス円全般も堅調地合いとなった。また、材料のあったところではポンドが堅調。英7月小売売上高が予想比好調な内容となったことが後押しとなり、対主要通貨でポンドは上昇した。
ドル円は98円の大台を回復させると、本日高値となる98.30円をうかがう展開に。またクロス円も、ユーロ円が130.44円、ポンド円は153.00円、豪ドル円は90.08円、NZドル円は79.40円まで買い進まれた。
ドルストレートは、ユーロドルは1.32ドル後半、豪ドル/ドルは0.91ドル後半、NZドル/ドルは1.03ドル前半と、こちらについては米国経済指標待ちの様相となった。ポンドドルについては、前述した好調な英経済指標の結果が後押しとなり1.5595ドルまで上昇する場面が見られた