ロンドン市場 ドル高にやや調整、朝方にはフロー主導で円買いも

2014年03月21日 20:21

ロンドンタイム午前はアジア株が全面高となるなかで目立った動きのなかったドル円・クロス円に、レバレッジ系とみられる向きからのまとまった円買いが入った。ドル円は102.01円、ユーロ円は140.43円、ポンド円は168.11円、豪ドル円は92.47円、NZドル円は87.21円、加ドル円は90.66円まで薄商いのなかを急ピッチで下落した。ただ、フロー主体の円買いは長続きせず、欧州株が徐々に上値を拡大する動きにも支えられて各通貨が持ち直しに転じている。本日から複数の米金融当局者の講演が予定されており、FOMC後のドル高の持続性を見極める上で注目が集まるなか、ドルに調整の売りが入ったことによる対ドルの底堅さにもサポートされ、ユーロ円は141.19円、豪ドル円は92.98円、NZドル円は87.60円まで買われるなどクロス円の一角では高値を更新する動きもあった。ドル円も米長期金利の低下が緩んだことと、一過性にとどまった円買いフローをこなして102.30円前後まで反発している。
 対ドルはクロス円の下落に連れて下押しを先行させたあと、ドル高修正の動きを支えに底堅く推移。ユーロドルは1.3766ドルから1.3802ドルへ買い戻され、豪ドル/ドルは0.9091ドル、NZドル/ドルは0.8568ドル、ドル/加ドルは1.1222加ドルまで対ドルでの高値を塗り替えた。
 
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