ロンドン市場 ドル円102.50近辺 あすへの期待つなぐ動き

2014年02月18日 21:32

ロンドン市場中盤の取引、ドル円は102.50レベルと高値圏を維持している。この日の日銀決定会合では政策金利は現状維持となったが、今年3月が期限となっていた貸し出し増加支援と成長基盤強化支援のための融資制度の規模を二倍としたうえで1年間延長することを決定、市場はこれを好感し日本株が急騰、円安の動きが広がった。日銀の黒田総裁は会見で、貸出支援倍増は日銀の強い姿勢とメッセージ含んでいる、下振れリスク顕在化すれば躊躇なく異次元緩和を調整、と述べている。ロンドン市場では円相場の一段安の動きは一服しているものの、調整の動きは限定的。ドル円は102.30近辺までの下げに留まっている。欧州株は英インフレ率の鈍化を受けて英FT指数が上げに転じ、独ZEW指数の悪化でも独DAX指数の下げは小幅に留まるなどムードは悪くない。このあとのNY市場次第ではあるが、あす以降の期待感はつないでいるようだ。