ロンドン市場 ドル円はECB理事会直後に高値更新、勢いは限定的
2013年11月07日 22:16

ドル円は本日高値を更新。ECB理事会で予想外に政策金利を0.25%引き下げたことを受けて、ドル円は98.82円まで上昇幅を広げた。しかし、ユーロ円が10月10日以来の安値となる131.90円まで急落したことや、独債の利回りが低下した影響で米10年債利回りも下げたことが重しとなって、99円付近の売りオーダーはこなしきれずに頭打ち。その後は、98.70円台でもみ合っている。
その他のクロス円も、ECBの金融政策発表直後は他通貨がユーロに対して上昇したことに連れて買われる場面はあったが、ドル円と同様にその後は伸び悩んでいる。とはいえ、株式市場が上昇するなど金融市場はおおむねECBの利下げを歓迎しているようで、リスク回避の動きにはつながっておらず、ドル円・クロス円は全体的には底堅い展開となっている。
