ロンドン市場 ドル円は102円半ば、本邦の先行きの景況感は伸び悩む
2014年02月10日 16:24

ドル円は102円半ばで推移。朝方に102.65円まで上値を伸ばし、先週末の米雇用統計発表直前につけた水準を小幅に上回ったが、週明けの本邦株価が上昇するなかでも底堅さを示しつつも伸び悩んでいる。明日の祝日を前に取引は盛り上がりを欠いており、欧州早朝も目立った動きはない。
内閣府が発表した1月の景気ウォッチャー調査では、現況指数が先月の55.7から54.7へ低下。市場予想の55.5も下回る結果となった。また、先行きの景況指数は2012年11月以来の50割れとなり49.0まで低下している。年初からの株価の失速と、4月からの消費増税にともない需要の落ち込みが想定されるなかでさえない結果になったといえよう。
