ロンドン市場 ウクライナ情勢緊迫化で円買い強まる。

2014年02月27日 19:47

先週末に親欧州派がウクライナ首都を制圧してからも同国内は混乱が続いている。親ロシア派が多い南部のクリミア半島では地方議会と政府の建物を武装勢力が占拠し、ロシア国旗を掲げているという。ウクライナ近辺ではロシア軍が軍事演習を開始し、戦闘機が警戒態勢に入ったと伝わっている。ロシア外務省は、現地のロシア住民の権利を断固保護すると表明しており軍事衝突懸念が高まっている。
一方、ウクライナ大統領代行はロシアの黒海艦隊の境界線を越えた軍事行動はすべて侵略行為と見なすと警告した。
 
ロシアとウクライナ、両方の通貨は大きく下落しており、近辺国のユーロにも波及、一方逃避通貨としてスイスフランと円が買われている。