ウクライナに暴力停止要請 欧州3外相がキエフ入り

2014年02月20日 17:12

フランスのファビウス外相とドイツのシュタインマイヤー外相、ポーランドのシコルスキ外相は20日、ウクライナの首都キエフを訪問した。同国のヤヌコビッチ大統領や親欧米の野党指導者と会談し、暴力の停止や事態沈静化に向けた方策を探る。ウクライナ保健省は20日、今回の衝突の死者が2人増え、計28人になったと発表した。デモ隊を武力で鎮圧したことに伴う犠牲者もおり、米政府はウクライナ政府の高官約20人の入国査証(ビザ)発給を拒否する制裁を発動。欧州連合(EU)も制裁を検討しており、3外相は政権側に制裁をちらつかせながら事態打開を強く迫る構えだ。大統領選の前倒しなども求めるとみられる。