2014年05月12日 23:36

第一生命経済研究所 経済調査部 首席エコノミスト 嶌峰 義清氏
経済は順調に回復しているか
今週は、米国で主要月次指標の発表が相次ぐほか、日欧で1-3月期のGDP統計が発表される。日本のGDPは高めの数字が予想されるものの、消費増税前の駆け込み需要による押し上げが主因で、相場の材料にはならない。ウクライナ情勢の先行きが見えないほか、中国・ベトナム情勢にもやや緊張が見られるなど、国際情勢に対する警戒感が引き続き市場のリスク回避に繋がる一方、天候回復後の米経済の好調さが持続的なものかどうかで、全体の方向感が決まろう。