【視点】 ドル円は101円後半をサポートに底堅い展開を想定
2014年01月30日 17:29

みずほ証券・投資情報部 チーフFXストラテジスト 鈴木健吾氏
ドル円は101円後半をサポートに底堅い展開を想定
米連邦公開市場委員会(FOMC)は前回に続き100億ドルの量的緩和(QE)縮小を全会一致で決定した。声明文では米国景気の認識を上方修正し、労働市場についても改善しているとの認識を示した。市場においては、イエレン次期議長の下ではタカ派的なメンバーが増えていることも相まって、QE縮小が新興国懸念による金融市場の混乱にもかかわらず継続されることにやや警戒感を拭えないようだ。
ドル円の下値は昨日安値となる101.85円と1月27日安値101.77円がほぼ同レベル。また、11月以降の安値と高値の半値戻しも同水準にあたる。これを下抜けると日足一目均衡表・雲の下限が控える100.90円水準まで節目が見当たらない。ただ、本日は前述した101円後半がサポートされる展開を見込んでいる。
