【視点】 ドル円 期末要因絡んだ短期的な動意には留意
2014年03月26日 17:33
みずほ証券・投資情報部 チーフFXストラテジスト 鈴木健吾氏
ドル円 期末要因絡んだ短期的な動意には留意
今日は国内外で手掛かりが乏しく、ドル円は関連市場の動向を睨みながらもみ合いが続くと想定する。株価の底堅さは円売りに作用しそうだが、ウクライナ情勢は改善しておらず、中国も当局が景気刺激策を打ち出すまでは懸念がくすぶる状況を考慮すればリスク選好地合いも高まりにくいだろう。米耐久財受注や米・EU首脳会談での要人発言を吟味しながら方向感を模索する展開となろう。
テクニカル的には前日も上値を抑えた50日・100日移動平均線が推移する102.50円台が抵抗。下値は102.00-10円台が固い。ただし期末要因も絡め、上記どちらかのレンジをブレイクすることで短期的に動意づく可能性には留意したい。