【見通し】(NY市場 株式) 底堅い、モメンタム銘柄からの材料に注目か
2014年05月28日 20:48

本日は経済指標がMBA住宅ローン申請指数しか指標がないため、足元の堅調地合いを引き継ぐ可能性が高い。これまで上昇局面では出来高が伴わない点が不安材料ではあったが、27日は長期平均は下回るものの、先週よりは商いを伴っており、安心感はある。
なお、27日から29日の日程で、元「AllThingsD」スタッフによる著名テックメディア「Re/code」がコード・カンファレンスを開催している。マイクロソフト、グーグル、ツイッター、セールスフォース・ドット・コム、ネットフリックス、クアルコム、アップル、インテルなどなど、主要なテクノロジー銘柄やモメンタム銘柄に分類される企業の経営者および幹部がスピーカーとして登場する。個々の発言を受けた関連銘柄の動きに注目したい。
27日のNY株式相場は4日続伸。米4月耐久財受注など市場予想を上回る経済指標の結果を好感し、買い優勢の展開となった。ダウ平均は前営業日比69.23ドル高の16675.50ドルで終了した。
連休明けも続伸スタート。独DAX指数が史上最高値を更新するなど、欧州株の堅調が買い意欲を誘った。寄り前に発表された米4月の耐久財受注は-0.7%の予想に対し+0.8%と好調な結果となり、前月分も+2.6%から+3.6%に上方修正。米3月S&P/ケースシラー住宅価格指数なども合わせて好材料視され、序盤は上値を伸ばす展開となった。
中盤以降は高値付近での利益確定売りに押され全般伸び悩んだものの、景気回復への期待感や、金融・ハイテク株の堅調さが市場心理の好転を維持するかたちにつながった。
NASDAQは前営業日比51.26ポイント高の4237.07ポイントとなり、4/3以来の75日移動平均線上を回復。S&P500は前営業日比11.38ポイント高の1911.91ポイントで終了し、連日で史上最高値を更新した。
