【見通し】(東京市場 為替) 模様眺めか、引き継ぐような流れは見当たらず

2014年06月24日 08:00

昨日の為替市場ではドルがやや売られた。6月のHSBC中国製造業PMIが強かったことが資源国通貨買い・ドル売りにつながったほか、これをきっかけに全体にもドル安が波及した。ドル円は101円後半まで弱含み。ユーロドルは1.36ドル前半、豪ドル/ドルは0.94ドル半ばまでドル安推移。ただ、欧州各国のPMIは弱く、短期的なドル安の流れをせき止めた。米中古住宅販売件数や米製造業PMIは強かったものの、ドル買いにはつながらなかった。
 本日の東京タイムは各通貨とも方向感が薄そうだ。昨日の海外市場で円やドル、欧州通貨の動意は乏しく、東京市場に引き継がれそうな流れは見当たらない。手がかりとなりそうなイベントが予定されていないことも売買手控えムードを強める。ドル円は102円付近からつかず離れずの展開を続けるのではないか。月末・四半期末で短期筋の動意も乏しいだろう。仲値絡みのフローだけは念のためケアしておきたい。
 昨日、豪ドル/ドルは0.94ドル半ば、豪ドル円は96円前半まで上昇したものの、年初来高値の更新には至らず失速気味。上値の重さを確認した印象で、短期的には豪ドル売り方向に流れやすいかもしれない。
 
 
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