【見通し】(東京市場 為替) 本日も閑散か、値動きがあるなら月末フロー主導
2014年07月29日 08:00
昨日の海外市場では各通貨とも方向感が薄かった。米連邦公開市場委員会(FOMC)や米国内総生産(GDP)速報値、米雇用統計など今週は重要イベントが目白押しとなっているため売買が見送られた。夏季休暇シーズンであることや、月末要因も加わって値動きが閑散としている。発表された米経済指標に対する反応は限定的。ドル円は101円後半、ユーロドルは1.34ドル前半、ユーロ円は136円後半で小動きだった。
本日の東京市場では閑散とした流れが続きそうだ。1-3月期に落ち込んだ米GDPの持ち直し具合などを確認する必要があるなか、手がかりとなるイベントのない月末の東京タイムに積極的に売買をしなければならない理由はない。持ち込まれるとすれば月末絡みのフローだろう。仲値公示前後でドル円に値動きがなければ、それで本日の東京市場は終了すると思われる。決算発表シーズンのなかで日経平均株価の動意が大きくなる可能性があるとしても、株価に反応する短期筋の多くはおそらく休暇中で、円相場の値動きは発生しにくい。模様眺めが妥当だろう。休むも相場といえる。