【見通し】(東京市場 為替) 円安推移を予想も値幅は限られそう

2014年07月17日 08:01

NYタイムの為替相場は、米経済指標やイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言は手掛かりとならず、限られたレンジでの展開に終始した。ドル円は米長期債利回りの上下に連動し、101.80円まで強含んだものの伸び悩んだ。ユーロドルは1.3521ドルまで軟化し、6月5日のECB理事会後につけた1.3503ドルにじりじり迫った。ユーロ円も137.49円まで下落している。
 
東京タイムは米株高を受け、日経平均株価が底堅く寄り付きそうで、為替は株価動向と相まったリスク選好の円売りから、円安水準で推移しそうだ。ただ、このところ株価と円相場は連動性がそれほど強くない。海外市場の日経平均先物の上昇で織り込み済みの部分もある。大きな動きにつながりそうな経済指標の発表もないため、ドル円やクロス円はじわりと上値を試すレベルにとどまるだろう。豪4-6月期NAB企業信頼感指数の発表や、エディRBA総裁補佐の講演を受けた豪ドルの推移に注意を払いつつも、海外タイムのモルガン・スタンレー決算や米新規失業保険申請件数、米6月住宅着工・建設許可件数といった、ある程度は動意が期待できるイベントを待つムードが支配的になるかもしれない。
 
 
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