【見通し】(東京市場 為替) リスクオフムード後退 上値伸ばせるか
2014年10月20日 08:00
NYタイムは限定的ながらドル買い・円売りの流れ。米10月ミシガン大学消費者信頼感指数や9月住宅着工件数が市場予想を上回るなか、欧米の株高・長期金利上昇にも連れてドル円は106.95円まで戻り高値を更新した。ユーロドルは1.2744ドルまでじり安、ユーロ円は136円前半で伸び悩んだ。欧州中央銀行(ECB)が数日以内に資産買い入れを開始すると明らかになったことも意識された。
週明けはドル円やクロス円に買いが先行。ドル円は先週末高値を上回り、107円の大台をしっかり回復させて戻り高値を更新している。欧米の株高を受けてアジア市場でもリスク回避ムードは後退すると思われ、本邦株価の戻りの強弱を見極めながら、どこまで上値を伸ばしていけるかが焦点となりそうだ。明日以降は東京タイムでも豪・中国指標を中心にイベントが複数控えており、今日はセンチメントの改善や関連市場の動向に素直に反応できる絶好の機会ともいえる。